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勝願寺

 鴻巣は、五街道の一つである中山道の宿場で、江戸から約十二里(約48㎞)の距離にある徳川将軍お膝元の地域でした。
 そのため、上州方面に備えた忍城とともに戦略的な要衝として、また、徳川将軍家の鷹狩り時の休泊施設として慶長6年(1601年)ころ「鴻巣御殿」が築かれました。
 その鴻巣にある勝願寺は、十六世紀末期に清巌上人によって中興されたもので、やがて浄土宗関東十八檀林(僧の養成機関・学問所)の一つとなりました*1。
 鷹狩りの際に勝願寺を訪れた徳川家康は、中興二世円誉不残上人に深く感銘を受けて帰依し、三つ葉葵紋使用を許可しました。
 毎年十一月には関東三大十夜に数えられる十夜法要や人形供養が行われます。*2、*3
 境内には、丹後の国田辺城主「牧野家」や関東郡代の「伊奈氏」、真田氏に嫁いだ「小松姫」、小諸藩主「仙石秀久」などの墓のほか、県及び市指定の文化財が数多くあります。
 春には、仁王門を彩る桜も見事です。

  • 埼玉県指定史跡
    伊奈氏墓(伊奈忠次・忠治の墓)
    伊奈備前の守忠次は、徳川家康に仕えましたが、家康から絶大な信頼を得て関東郡代として活躍しました。
    忠次は、特に治水事業に業績を上げた人物で、墓所には、忠次・忠治とその夫人たちの墓4基があります。
  • 小松姫墓
    徳川家康の重臣「本田忠勝」の娘「小松姫」は、家康の養女となり、その後真田信幸に嫁ぎました。
    生前、中興二世円誉不残上人に深く帰依していたことから、没後に墓所が設けられたといわれています。
  • なんじゃもんじゃの木
    毎年五月初旬、まるで雪のような真っ白い花を咲かせる「なんじゃもんじゃ」の木があります。
    「なんじゃもんじゃ」の木はもくせい科の木で、真っ白いプロペラ型の花を咲かせます。


*1 浄土宗「関東十八壇林」

江戸時代に定められた関東における浄土宗の僧侶の養成機関・学問所の十八カ寺をいいます。

*2 関東三大十夜

鎌倉の光明寺を双盤十夜、八王子の大善寺を諷誦文十夜、鴻巣の勝願寺を塔婆十夜と呼び、関東三大十夜といわれています。

*3 人形供養

人形塚の前で毎年十一月十四日に人形供養が行われます。

埼玉県指定史跡 伊奈忠次墓所の画像
埼玉県指定史跡 伊奈忠次墓所

周辺案内図

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